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【大分大医学部】村上和成は何をした?病理標本3400万円背任容疑や医療法人の関係

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大分大学医学部で消化器内科学講座の教授を務め、現在は名誉教授の医師・村上和成さん。

そんな村上和成さんが、2026年10月27日に背任の疑いで大分県警に逮捕されました。

報道によると、教授在職中に大学で作らせた病理標本の費用を、理事を務める医療法人に支払わせなかった疑いが持たれています。

「何をしたのか」「医療法人とはどんな関係だったのか」と気になった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、村上和成さんにかけられた背任容疑の内容や逮捕までの経緯、医療法人との関係について整理しました。

この記事を読んでわかること
  • 村上和成は何をしたのか
  • 逮捕までの経緯(時系列)
  • 病理標本3400万円の背任容疑の中身
  • 医療法人との関係
  • 大分大学のコメントと今後の捜査

【時系列】村上和成は何をした?逮捕までの経緯

村上和成さんは、教授だった2022年4月ごろから2023年3月ごろにかけて、大学に損害を与えた疑いで逮捕されました。

警察によると、理事を務める医療法人の利益を図る目的で、大学の職員に病理組織標本4583件分を作らせ、その対価を支払わなかった疑いです。

警察は、大学に3428万円あまりの損害が生じたとみています。

容疑の期間から逮捕までの流れは、次のとおりです。

時期 出来事
2022年4月ごろ〜2023年3月ごろ 大学の職員と設備で病理組織標本4583件分を作らせ、対価を支払わなかった疑い(容疑の期間)
2024年3月 村上和成が大分大学を退職(その後、名誉教授)
2026年9月 大分大学が警察に告訴状を提出
2026年10月27日 大分県警が背任の疑いで逮捕
2026年10月27日午後5時40分ごろ 大分大学医学部の研究棟を家宅捜索

退職から約2年半後、大学の告訴を受けて逮捕に至った形です。

なお、警察は村上和成さんの認否を明らかにしていません。

村上和成の病理標本3400万円の背任容疑とは?

ここでは、逮捕容疑の中身と、問われている背任という罪、病理標本の費用の仕組みを順に整理します。

【逮捕容疑】病理標本の対価を支払わせなかった疑い

逮捕容疑の組み立ては、次のような流れです。

まず、大学の設備を使って職員に作らせた病理組織標本について、対価の支払いに必要な措置を取らなかったとされています。

その結果、本来は医療法人が大学に支払うはずだった費用を免れさせ、大学に損害を与えたというのが警察の見立てです。

警察は、こうした行為が医療法人の利益を図る目的で行われたとみています。

背任とはどんな罪?

背任は、刑法247条に定められた罪です。

他人のために仕事を任された人が、自分や第三者の利益を図る目的で任務に背き、本人に財産上の損害を与えた場合に問われます。

今回のケースでは、教授として大学の業務を担う立場にありながら、医療法人の利益を図って大学に損害を与えた疑いがかけられています。

法定刑は、5年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。

起訴されるかどうかや、裁判で罪に問われるかどうかは、今後の捜査を経て判断されます。

病理組織標本とは

病理組織標本は、患者の臓器などから採った組織を薄く切って色を付け、顕微鏡で観察できるようにしたものです。

がんなどの病気かどうかを詳しく調べる病理診断に使われます。

作製には専門の職員や設備が必要で、今回の事件でも、本来は大学に費用が支払われるべきものだったとされています。

4583件分・約3400万円の損害が生じたとされる仕組み

報道によると、2022年から2023年にかけて、県内の医療法人が患者の臓器の組織を大学に送っていました。

村上和成さんは、大学の職員と設備を使って、この組織から標本を4583件作らせたとされています。

本来、その費用およそ3400万円は、医療法人が大学に支払う必要がありました。

しかし支払いの措置は取られず、作られた標本は、理事長が運営する診療所での診断に使われていたということです。

単純計算すると、標本1件あたりの費用は約7500円にあたります。

大学の人員と設備で作った標本を、外部の診療所が費用を払わずに使っていたという点が、今回の容疑で問われています。

村上和成と医療法人の関係は?

続いて、共謀相手とされる医療法人と、村上和成さんの関係を見ていきます。

村上和成は医療法人の理事を兼務

伝えられたところでは、村上和成さんは当時、大分大学の消化器内科の教授を務める一方で、この医療法人の「理事」も兼務していました。

医療法人は、県内で診療所を経営しているということです。

大学の教授としての立場と、医療法人の役員としての立場を同時に持っていたことになります。

医療法人の名称や診療所の場所は、報道では伝えられていません。

共謀したとされる理事長は任意で捜査

警察は、医療法人の理事長が村上和成さんと共謀したとみて、任意で捜査を続けています。

理事長は大分市に住む54歳の男性と報じられていますが、逮捕はされておらず、氏名も報じられていません。

理事長の関与についても、今後の捜査で調べが進むとみられます。

村上和成はどんな人物?

村上和成さんは、大分大学医学部の名誉教授で、消化器内科を専門とする68歳の医師です。

1983年に広島大学医学部を卒業し、大分医科大学(現在の大分大学医学部)の内科に入局しました。

2013年に消化器内科学講座の教授に就任し、附属病院の副病院長も務めています。

ピロリ菌研究で知られ、日本ヘリコバクター学会の理事長なども務めました。

2024年3月に大学を退職し、その後は名誉教授となっています。

出身高校・大学などの学歴や詳しい経歴は、こちらの記事で整理しています。

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大分大学のコメントと今後の捜査

大分大学の北野正剛学長は、逮捕を受けて「誠に遺憾」とコメントしました。

捜査に全面的に協力して厳正に対処し、再発防止と信頼回復に努める考えを示しています。

大学は、学内に調査委員会を立ち上げ、事案の解明を進めるとしています。

警察は、27日夕方の家宅捜索で押収した資料などをもとに、事件の全容解明を進める方針です。

また、金銭のやり取りがあったかどうかについても調べるということです。

逮捕後は、一般的に48時間以内に検察へ送られ、検察が勾留を請求するかどうかを判断します。

その後、最長20日間の勾留を経て、起訴するかどうかが判断されるのが一般的な流れです。

送検などの手続きについては、2026年10月27日夜の時点ではまだ報じられていません。

まとめ|村上和成の背任容疑と医療法人との関係

最後に、村上和成さんの背任容疑と医療法人との関係について、要点をまとめます。

村上和成の背任容疑まとめ
  • 2026年10月27日、大分大学の名誉教授で医師の村上和成が背任の疑いで逮捕
  • 教授だった2022〜2023年に、病理組織標本4583件分の対価を医療法人に支払わせなかった疑い
  • 大学の損害は3428万円あまりとみられる
  • 当時、村上和成は医療法人の理事を兼務
  • 共謀したとされる54歳の理事長は任意で捜査中
  • 大分大学は2026年9月に告訴し、学内に調査委員会を立ち上げる方針
  • 認否は明らかにされていない

今回の容疑は、大学の人員と設備で作った病理標本の費用を、教授が理事を務める医療法人に負担させなかったというものです。

大学の教授と医療法人の理事という2つの立場を同時に持っていた点も、報道で伝えられています。

現時点では逮捕の段階で、認否も明らかになっていません。

金銭のやり取りの有無などを含め、今後の捜査の行方が注目されます。